JFCA設立のポリシー
2013年12月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、「無形文化遺産の保護に関する条約」の政府間委員会において、
日本が2012年3月に申請した「和食;日本人の伝統的な食文化」をユネスコ無形文化遺産として登録することを決定しました。
2005年に設立されたJFCAでは、このユネスコ登録に先立つこと8年前から下記の精神に則ってアメリカにおいて活動をしております。
ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」とは、「自然の尊重」という日本人の精神を体現した食に関する「社会的慣習」であり、以下の4つの特徴があります。
1.新鮮で多様な食材と素材を用い、また、その持ち味を尊重する工夫が施されている点が挙げられます。季節の移り変わりがはっきりした日本には、四季折々の新鮮で多様な海の幸や山の幸があり、これらの食材の味わいを活かすため、出汁を使用した調理技術等が発達しています。
2.栄養バランスに優れた、健康的な食生活を形成している点があります。米、魚、野菜や山菜といった地域で採れる様々な自然食材を用いるほか、出汁の「うま味」を上手に使うことにより、動物性油脂の少ない食生活を実現しています。
3.食事の場において自然の美しさや季節の移ろいを表現した盛りつけを行う点です。料理に花や葉等の自然の素材をあしらったり、飾り包丁で自然の事物を表すなどの美意識を根底に有し、旬の食材を好んで用いるほか、季節に合った調度品や器を利用することで季節感を楽しむこころが日本の食文化にはあります。
4.食が正月行事等の年中行事と密接な関わりを持っていることです。正月のおせち料理やお雑煮から始まり大晦日の年越しそばまで様々な年中行事において、食は欠かせないものです。また、お食い初め、七五三等人生の節目の儀礼においても食は密接な関わりを有しています。
NPO法人 組織概要
■ 名 称
米国NPO法人日本食文化振興協会
■ 名 称(英文)
A non-profit organization
Japanese Food and Culture Association
■ 登録番号
米国IRS認定501(c)(6)
■ 所在地
221 Selandia Lane, Carson, CA90746 U.S.A
■ TEL
+1-718-350-7336
■ 設 立
2005年
■ 理事長
中 田 直 尚
Naohisa Nakada
■ 副理事長
蒲 原 孝 郎
Takao Kambara
■ 日本代表事務局
■ 設立理念(ミッション)
米国の一般消費者に向けて日本各地の食品・酒類ならびに食文化を紹介し、素材を活かした調理・加工技術や食品の持つ機能性、旨味などの魅力を発信することで日本食全般への理解と関心を高めること
■ 活動実績(抜粋)
【2020 年】
第 12 回日本食 EXPO(主催事業)の開催
第 8 回日本産食品フェア(主催事業)の開催
農林水産省全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会委託事業の受託・実施
農林水産省日本産和牛米国実態調査委託事業の受託・実施
宮城県経済商工観光部国際企画課委託事業の受託・実施
静岡県経済産業部お茶振興課委託事業の受託・実施
【2019 年】
第 11 回日本食 EXPO(主催事業)の開催
第 7 回日本産食品フェア(主催事業)の開催
宮城県経済商工観光部国際企画課委託事業の受託・実施
静岡県経済産業部お茶振興課委託事業の受託・実施
【2018 年】
第 10 回日本食 EXPO(主催事業)の開催
第 2 回クレア「ふるさと名産食品展委託事業の受託・実施
宮城県経済商工観光部国際企画課委託事業の受託・実施